テーマ:文芸

「ボブ・ディラン ロックの精霊」岩波新書。増刷しました。

「ボブ・ディラン ロックの精霊」岩波新書。増刷しました。 本が売れないと言われて久しいけれど、経済活動(マーケティング)において 小さなパイかも知れないが、需要があれば供給は潤う。 手元にあるこの本の腰巻きには、「その違和感が、始まりになる」幻惑するトリックスターの核心に迫る。 本書「あとがき」よりには、ボブ・ディランが…

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文章修行のための本。

『文章読本』丸谷才一 『日本語の作文技術』本多勝一 騙されたと思って、今更ながら自分、以上二冊の本をアマゾンで購入しようと思う。 どちらも文章書きの参考書としては、超有名な本だ。 『日本語の作文技術』本多勝一では、日本語の基本的な“てにをは”が解る。 『文章読本』丸谷才一では、味わいのある名文がどのようなものかが解…

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2013年本屋大賞 受賞本を勝手に予測する。

全国の書店員さんなどが選ぶ、一番売りたい本を投票で決める「本屋大賞」の今年のノミネート作11冊が現在発表になっている。大賞結果発表は4月9日(火)。 ノミネート作品11冊(五十音順) 海賊とよばれた男 上講談社 百田 尚樹 Amazonアソシエイト by きみはいい子 (一般書)ポプラ社 中脇 初…

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直木賞受賞作「何者」 著作:朝井リョウ

平成生まれ、早稲田大学の在学中に2009年『桐島、部活やめるってよ』で作家デビュー。2013年『何者』で第148回直木賞受賞の新進作家、朝井リョウさん。受賞おめでとう。直木賞作家の最年少記録を更新されたと聞く。 受賞作品『何者』は、就活をする大学生の若者群像を、インターネットのコミュニケーション・ツールなどを背景に用いて、描いた作…

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ラブ&ピースの時代の続きをしよう

 ジョン・レノンが“war is over”と歌った時代から四十年近くがたった。長髪にヒッピー、裾の広がったパンツをはいて、サイケデリックな色を身にまとった70年代前半のラブ&ピースの文化は、80年代に入る頃にはすでにすたれていた。  80年代の初頭には「不確実性の時代」「内向の世代」価値観紊乱な個々の人間を主張する人達が現れた。先の…

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大佛次郎(おさらぎ じろう)と関東大震災

 1973年に没した、鎌倉文士に大佛次郎という作家がいた。“大佛”とは、『大仏』の旧漢字使いの表記である。この名字は、すなわち鎌倉大仏のことを指している。(大仏次郎とはずいぶん、人を食った名前だ)    1923年(大正12年)の9月1日に、相模湾沖を震源に東京、神奈川、千葉、茨城、静岡東部などの一帯を関東大震災が襲った。大佛次郎は…

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鎌倉文学館に行ってきました。

 江ノ電の由比ヶ浜駅から徒歩7分。長谷寺や鎌倉大仏にも程近い場所にある、開館25周年を迎えた鎌倉文学館へ行って来ました。  鎌倉文学館の本館と敷地は、元は加賀百万石藩主・前田利家の系譜にある、明治期の旧前田侯爵家の鎌倉別邸でした。戦後は、デンマークの公使や佐藤栄作首相などが別荘として借りたこともあります。三島由紀夫の小説「春の雪」…

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ハイデッガーと、ヤスパースと、メタ・フィクション

 実存主義哲学の三部目を書いてみました。それと小説家の筒井康隆さんの著書などによく出てくる「メタ・フィクション」や「形而上学」(=けいじじょうがく)についても調べてみました。    ハイデッガー(1889~1976):ドイツの哲学者。キルケゴールの影響を受け、フッサールの現象学の方法にもとづき、人間存在の根本構造を関心すなわち時間性…

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太宰治が描いた絵

画像をクリックすると拡大して見られます。  上の画像は、昭和58年発行の講談社文庫、「回想の太宰治」著者:津島美知子より、文庫本表紙カバーをデジカメで撮影したものだ。カバーを見返すと装画太宰治となっていて、これは、たぶん太宰の妻である著者所蔵の絵画であろう。見た感じは油絵の印象だ。太宰治が生前絵をたしなん…

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沙菜子のネット・ユーザー遍歴

   2005年11月に、インターネットのオープンソース運動の推進役であるティム・オライリー氏が自身の論文の中で紹介して、注目を集めるようになったネット概念「Web2.0」。氏は次のように定義をした。「明確な輪郭をもたず、他のものを引きつけるコアとして存在するもの」。ブログ、mixi(ミクシィ)のようなSNS(ソーシャル・ネットワーキ…

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「考えるヒント」小林秀雄 文春文庫

<もくじ> 1.考えるヒント:  常識・プラトンの「国家」・井伏君の「貸間あり」・読者・漫画・良心・歴史・言葉・役者ヒットラーと悪魔・平家物語・ブルターク英雄伝・福沢諭吉 2.四季:  人形・樅の木・天の橋立・お月見・季・踊り・スランプ・さくら批評・見物人・青年と老年・花見 3.ネヴァ河 4.ソヴェットの旅  本評論集…

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松本清張生誕100年

 今年は、太宰治と松本清張の生誕100年にあたる年だという。太宰治が青春文学なら、松本清張は社会派推理ということで大人のエンターテイメントと云えるだろう。太宰治は戦後の昭和23年に39歳という若さでこの世を去ったのに対して、松本清張は、42歳で小説家デビューし、1992年82歳まで生きた。松本清張の小説で私のお勧めは、『或る「小倉日記」…

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「文学界」2008年4月号

 2008年3月7日発売の「文学界」を買ってくる。午後、特集記事の「大座談会」を読む。五十年前の座談会の資料が興味深かった。昭和32年夏では、じぶんが生まれる3年前の事柄だ。写真の中に石川達三さんを発見!。この人は昭和10年第一回芥川賞を「蒼氓」という作品で獲った。読んだことはないけど…。「青春の蹉跌」「四十八歳の抵抗」なんて作品を…

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