円覚寺さんのしおり

画像

 今から十年程前に、北鎌倉の円覚寺さんに参拝にいった。当時NHKの大河ドラマで、「北条時宗」を放送していたこともあり、佛日庵にある時宗廟を参拝した。その時いただいた参拝のしおりがとても忘れ難く、家の台所の壁に貼り付けてある。上の写真がそれだ。
 
 紙の表と裏に印刷が施されていて、表面は時宗廟の由来や彼の業績などをしたためた、佛日庵の記事が、そして裏返すとこの講話の一説が書かれてあった。

 「人」は大きく(大きな文字で書いてある)、「己」は小さく(小さい文字で書いてある)、「心」は丸く(丸い文字)、「腹」は立てずに(腹の文字が横になっている)、「気」は長く(長く書いてある)、「口」つつしめば(小さく書いてある)、「命」ながかれ(長く書いてある)。

 今年五十路を迎えた自分は、「人様(ひとさま)或いは、他人様」が如何に大きなものであるか、身に沁みる。他人様の人生を尊重しなくては、自分の存在などあり得ないとさえ思う。己の身は慎んで、必要最低限あればいい。つつしみあれば、余計な災難に見舞われる可能性も少なくなるのである。心が丸いと人生楽しい。腹を立てるのは良い事ひとつもない。第一自分の体の健康に悪い。気を長く持てば、忍耐力がついて苦しみを半減することが出来る。口は災いのもと。ブログに話し言葉で好き勝手なことを綴っているけど、人の口から出る言葉の危うさは、身にしみる。何か凄く保守的な気もするけど、これで長生きが本当に出来るような気がするのである。
 
 人生に角(カド)が立ってしまっては、悩みや不安、不幸にやがては向かうであろう。そのための、心がけとして、自分はこのしおりの言葉の意味をかみしめた。

鎌倉散歩マップ
成美堂出版
散歩マップ編集部


Amazonアソシエイト by 鎌倉散歩マップ の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック