「私家版、長編推理小説の創作法」

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 以前に、原稿用紙360枚の推理小説を書いて投稿したことがあった。その時、参考にして試みた事柄があった。フランスの推理小説家で、「メグレ警視」シリーズで有名なジョルジュ・シムノンが、何かの本に書いていた方法をヒントにしたもの。何しろこの作家はかつて多作、多売で知られ、四百冊以上の著作があり、世界で聖書の次に本をたくさん売ったとか云われた人だ。シムノンは、およそ十二章からなる、日本の脚本のハコ書きみたいなものを始めに作って、短期間のうちに作品を完成させるのだという。そこで自分は、次の様な章立てを作って、おおよその枚数を区切って決めてから、書いてみた。昔、脚本の学校に行った時、ストーリーの作り方の一つとして、「序破急」という言葉を習った。始まりがあり、続いて事件が起こり、最後に急展開して大団円、一致結末みたいな物語の流れのことだ。日本には「起承転結」って言葉もそう云えばある。

起の部 
 第一章 (序)
 第二章 (破)
 第三章 (急)

承の部
 第四章 (序)
 第五章 (破) 
 第六章 (急)

転の部
 第七章 (序)
 第八章 (破)
 第九章 (急)
 
結の部
 第十章   (序)
 第十一章 (破)
 第十二章 (急)

※四つの各部の中の三章にもそれぞれ序破急の意味と展開を持たせる。
 
 一章あたり30枚とすれば、30枚×12章で360枚の作品が出来上がる。もっと大雑把に起承転結の4つのパートに各100枚と割り振れば、400枚の長編になる。プロの作家にすれば、こんなこと当たり前なのかもしれないし。まずは100枚くらいの短篇でじっくりこうした「序破急」の骨格のあるものが書ける様な練習をすればいいのかもしれない。「下手の横好き」でチャレンジして「好きこそものの上手なれ」だね!(笑)



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