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【Spotlight スポットライト】by CyberAgent

【沙菜子の喫茶室】

zoom RSS テーマ「読書」のブログ記事

みんなの「読書」ブログ

タイトル 日 時
若い人の支えの話
若い人の支えの話 先日、東京は武蔵小金井で、地下アイドル活動をしていた、女子大生がファンの男に刺傷される事件が起きた。女子大生・冨田真由さんのtwitterやアメーバブログは、2016年5月29日の現在も公開されていて誰もが読める状態になっている。 ...続きを見る

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2016/05/29 11:55
8時だよ!全員集合の加藤茶さんのテレビで“タブー”という言葉を覚えた話。
8時だよ!全員集合の加藤茶さんのテレビで“タブー”という言葉を覚えた話。 8時だよ!全員集合の加藤茶さんのテレビで“タブー”という言葉を覚えた話。 ...続きを見る

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2016/04/10 05:59
人間ダイナモのはなし
人間ダイナモのはなし 子供の頃にみたテレビや、映画や、漫画や、小説から受けた感動が、今のわたしをつくっている。12歳の小学六年生の時に想った、将来の夢は「人を感動させる物語を(作品)を作る人になりたい」だった。 ...続きを見る

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2016/02/06 07:00
もしも、ビブリオバトルに参加したら、じぶんが紹介したいと思う本は何かなと考える。
もしも、ビブリオバトルに参加したら、じぶんが紹介したいと思う本は何かなと考える。 ビブリオバトルとは…。 「ビブリオバトラー」と呼ぶ発表者たちが、おもしろいと思う本の魅力を5分間で紹介しあう。「 読みたくなった」と思った聴衆の投票数で勝敗が決まる。 2007年に京都大学の研究室で始まり、広まった。「 ビブリオ」は「本」の意味で、「戦い」の「バトル」と合成した言葉で、知的書評合戦と呼ばれることもある。 ...続きを見る

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2016/01/17 08:58
お酒飲みのパラドックス(矛盾)
お酒飲みのパラドックス(矛盾) お酒・アルコールを摂取すると顔が赤くなり、飲酒を受け付けない人は下戸(げこ)と呼ばれ、お酒に弱いという。反対に大量のお酒を飲むことを好む酒豪が、世の中にはある。80年代に雑誌のコラムで読んだ話に、「お酒に強いとは、お酒に弱いことである」というのがあった。同様に(ナーヴァス)=神経質であることは、実は神経が太いという話。 ...続きを見る

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2015/04/28 14:35
アフロディーテ(愛と美の女神の話)
アフロディーテ(愛と美の女神の話) 「清く、正しく、美しく」は日本の宝塚歌劇団のモットーであるそうだが、人間の美意識にまつわるお話。じぶんは若い頃、小説本が好きで、自衛隊へ決起を呼びかけに乗り込んで行って、割腹自殺を遂げた三島由紀夫(ボディービルにも通って自分の肉体美も鍛えていた)、老いをさらすことを厭ってガス自殺をしたノーベル文学賞作家の川端康成、芥川賞の芥川龍之介(美意識ゆえに精神の病になって自ら服毒自殺をした)なども美意識に生きて、美意識に死んだ人だと思っている。 ...続きを見る

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2014/12/10 15:45
今月買った文庫本「教科書で出会った名詩一〇〇」新潮文庫
今月買った文庫本「教科書で出会った名詩一〇〇」新潮文庫 新潮文庫百年記念アンソロジー(今月の新刊) 【新潮ことばの扉】教科書で出会った名詩一〇〇 石原千秋監修 新潮文庫編集部・編 中也、賢治、金子みすゞ…誰もが愛した名詩100篇が一冊に。 教室で心を震わせた、あの言葉をもう一度。 ...続きを見る

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2014/11/18 14:51
人間万事、塞翁が馬の話
人間万事、塞翁が馬の話 中国で、塞翁(さいおう)という老人が、馬を育てて暮らしていた。ある時、その飼っていた馬が逃げ出してしまう。老人が落胆していると、またある日、その逃げた馬が別のメスの馬を連れて戻ってくる。すると老人の息子が乗馬をたしなむようになる。だが息子はやがて落馬をして大けがを負ってしまう。ところが、国に戦争が起こる。大けがを負っていた息子は兵士にかり出されることはなく、生き延びる。 ...続きを見る

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2014/08/31 15:53
白樺派の文豪として知られる武者小路実篤が大正7年に始めた「新しき村」と“二項対立”
白樺派の文豪として知られる武者小路実篤が大正7年に始めた「新しき村」と“二項対立” 「新しき村」と、いうのが、今も宮崎県と埼玉県にあることをネット・サーフィンをしていて知った。「新しき村」とは、理想郷(ユートピア)を目指して作られた村のことだ。中国の言葉では桃源郷。西洋の言葉でユートピア、シャングリラ、黄金郷のエルドラドなんてのもある。 ...続きを見る

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2014/03/13 10:01
スポーツ選手と読書 野村克也の「菜根譚」
スポーツ選手と読書 野村克也の「菜根譚」 野村克也の「菜根譚」宝島社 野村 克也 Amazonアソシエイト by ...続きを見る

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2013/12/05 11:33
へたな人生論より徒然草
へたな人生論より徒然草 賢者の知恵が身につく“大人の古典”兼好法師の『徒然草』 ...続きを見る

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2013/09/17 13:25
青春読書 沙菜子のおすすめ、星新一の文庫
青春読書 沙菜子のおすすめ、星新一の文庫 自分が中学生の時(1973年〜75年頃)、星新一のSFショート・ショートの文庫ブームがあった。学校で友人が、これは面白いからと「ボッコちゃん」を貸してくれた。読んだが、自分はいまいちピンとこなかった。 ...続きを見る

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2013/06/28 12:38
“意識高い系”と、「言い触らし団右衛門」の末路
“意識高い系”と、「言い触らし団右衛門」の末路 言い触らし団右衛門 (中公文庫)中央公論社 司馬 遼太郎 Amazonアソシエイト by ...続きを見る

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2013/05/14 12:54
驕れる(おごれる)平家は久しからず。本当の負け組の道理
驕れる(おごれる)平家は久しからず。本当の負け組の道理 古典、「平家物語」の冒頭の一節… ...続きを見る

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2013/04/24 17:29
池上彰さんの本をKindle Storeで、試し読み
池上彰さんの本をKindle Storeで、試し読み 「この日本で生きる君が知っておくべき『戦後史の学び方』」池上彰教授の東工大講義 (文藝春秋社刊) この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 ...続きを見る

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2013/04/22 07:11
文章修行のための本。
文章修行のための本。 『文章読本』丸谷才一 ...続きを見る

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2013/03/05 16:56
2013年本屋大賞 受賞本を勝手に予測する。
2013年本屋大賞 受賞本を勝手に予測する。 全国の書店員さんなどが選ぶ、一番売りたい本を投票で決める「本屋大賞」の今年のノミネート作11冊が現在発表になっている。大賞結果発表は4月9日(火)。 ...続きを見る

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2013/03/02 16:17
沙菜子が作った NAVERまとめページ 2013/02/11号
沙菜子が作った NAVERまとめページ 2013/02/11号 生活にうるおいを与える、読むサプリ ...続きを見る

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2013/02/11 12:22
囲碁の三劫(サンコウ)と人間の営み(世相)を考える。
囲碁の三劫(サンコウ)と人間の営み(世相)を考える。  囲碁は碁盤の目の中に、黒と白の石を二人の指し手が交互において、互いに相手の地を囲んで勝負をつけるテーブル・ゲームだ。相手の囲った陣地を、囲い返す時に、コウと呼ばれる石の並びが出来る。 ...続きを見る

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2013/01/12 21:21
童謡「森のくまさん」のこと
童謡「森のくまさん」のこと 童謡さん『森のくまさん』の歌詞 ...続きを見る

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2012/07/11 06:12
スタンダールの「恋愛論」、小説「赤と黒」
スタンダールの「恋愛論」、小説「赤と黒」 巨人の星の明子姉さんの話を先日このブログに書いたら、反響があった。アダルト画像のサイトからのリンクなどであった。(笑) ...続きを見る

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2011/12/25 13:26
筒井順慶(つついじゅんけい)の故事ふたつ。
筒井順慶(つついじゅんけい)の故事ふたつ。  ◆洞ヶ峠(ほらがとうげ)を決め込む。    ◆元の木阿弥/黙阿弥(もとのもくあみ)     戦国時代、大和の国に城を持つ筒井順慶という武将がいた。そのルーツをたどると奈良の僧兵に行き着くとも言われ、周囲を我が領民と領土を脅かす敵に囲まれ、或いは、信長の天下布武の世間の流れにも影響され、緊迫した日常を送っていた。    順慶自身も後に得度して僧となることから、私はこの人物は、温厚な人であったと思い、或いは周囲の家臣の勧めが、好戦的ではない、平和主義的な環境であったともおもうのだが…。... ...続きを見る

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2011/03/07 10:42
葉隠(はがくれ)の武士道と、忍ぶビジネス
葉隠(はがくれ)の武士道と、忍ぶビジネス  小説家の三島由紀夫が自分の座右の書であると言い、入門・解説書も著している『葉隠』は、「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一節で有名な江戸時代前期に書かれた、佐賀鍋島藩・武士の教訓書である。    原書は、古文の読解力を必要とするので、自分には到底、手が出ないのだが、そのエッセンスが知りたくて、以下の二冊の文庫本を購入した。ちなみに三島の「葉隠入門」は自分は未読である。(理由は物騒で偏っていて、怖い気持ちがするので)    ◎中公文庫(マンガ日本の古典)『葉隠』著者:黒鉄ヒロシ(\5... ...続きを見る

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2011/02/17 13:55
SP速読学院の、速読・記憶術
SP速読学院の、速読・記憶術  NHKやテレビで話題になった、文庫本一冊15分で読めるようになる、SP速読学院の通信教材、お教室をご紹介します。    正確に理解して記憶に残る読み方。  勉強力や仕事力を高める速読法が身につきます。    SP式速読法は、アメリカにあるBYU(ブリガムヤング大学)の授業に採用されています。このSP式速読法をマスターすると、初見で分速、一万文字を達成する事も可能になります。 ...続きを見る

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2011/01/09 09:01
クリスマス・イブの豆知識
クリスマス・イブの豆知識  クリスマス・イブの“イブ”とは、イブニングの意味で(夕刻から夜)のこと。  ユダヤ暦では、日没が日付の変わり目だったので、クリスマスは、12月24日の日没に始まって、12月25日の日没に終わるのだそうです。だから24日の夜は前夜祭というよりは、クリスマスそのものが始まった宵の時刻なのだそうだ。    冬至(12月22日頃)を過ぎて、また太陽の日が伸びる季節がくる。そこに復活の意味を込めて祝うのだという話も聞いたことがあります。 ...続きを見る

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2010/12/24 12:58
円覚寺さんのしおり
円覚寺さんのしおり  今から十年程前に、北鎌倉の円覚寺さんに参拝にいった。当時NHKの大河ドラマで、「北条時宗」を放送していたこともあり、佛日庵にある時宗廟を参拝した。その時いただいた参拝のしおりがとても忘れ難く、家の台所の壁に貼り付けてある。上の写真がそれだ。    紙の表と裏に印刷が施されていて、表面は時宗廟の由来や彼の業績などをしたためた、佛日庵の記事が、そして裏返すとこの講話の一説が書かれてあった。 ...続きを見る

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2010/11/29 12:55
WINNIE-THE-POOH クマのプーさん
WINNIE-THE-POOH クマのプーさん クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))岩波書店 A.A.ミルン Amazonアソシエイト by ...続きを見る

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2010/11/15 14:08
心は良寛さん
心は良寛さん  今から250年程前(1758年)越後の出雲崎(新潟県三島郡出雲崎町)に良寛(りょうかん)さんは生まれた。幼名は山本栄蔵。町名主の家の長男で、子供の頃は「論語びたり」と言われるほど学問に励んだ。将来家長になる立場として、17才で家の名主見習となるもそこで挫折を迎える。親の勧めで結婚をしていた妻とも半年で離縁となる。18才でひそかに家出を決行する。22才、家督を弟に譲り、備中玉島(岡山県倉敷市)に渡り、円通寺の国仙和尚により得度し良寛となる。ここで十二年、禅宗(曹洞宗)の僧侶とし修業を積む。  ... ...続きを見る

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2010/10/11 22:12
ブロガー考
ブロガー考  少し古い話題だけど…(笑)先日、livedoor が企画した「ブログ奨学金」の2010年度、第一期奨学金受給者のブログが決定した。 ...続きを見る

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2010/09/30 14:37
吉川英治の「宮本武蔵」
吉川英治の「宮本武蔵」  吉川英治の「宮本武蔵」は、昭和10年8月から昭和14年まで、朝日新聞に連載をされた新聞小説であった。冒頭には、映画のシーンでも有名な場面がまず登場する。関ヶ原の合戦に若干17歳の武蔵(たけぞう)は同郷の幼なじみの友又八と共に豊臣方(西軍)の兵として功名心に燃え槍一本をかついで参加した。 ...続きを見る

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2010/09/25 11:48
“ピアノの詩人”ショパン生誕200年
“ピアノの詩人”ショパン生誕200年  先日ネット通販で、視覚障害者でありながら、新進気鋭の若手ピアニストである辻井伸行さんのCDを買った。「マイ・フェイヴァリット・ショパン」定価:3000円である。数々の国際コンクールなどで入賞、優勝を果たし、オーケストラとの演奏活動などもこなす辻井さんの“わたしのお気に入りのショパン”である。ドイツのスタジオで録音されたこのアルバムは彼のピアノに対する力強い情熱がこもっている。 ...続きを見る

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2010/08/12 12:24
無神論的実存主義のサルトル
無神論的実存主義のサルトル 【ジャン・ポール・サルトル】1905〜1980年。フランスの文学者・哲学者。第二次大戦中、対独抵抗運動に参加。戦後、実存主義を唱道、雑誌「現代」を主宰、のち一時期共産主義思想に近づき、毛沢東などにも同感をしめした。晩年は連帯の理論を説く。小説に「嘔吐」「自由への道」、戯曲に「蠅」「アルトナの幽閉者」、論著に「存在と無」「弁証法的理性批判(未完)」など。1966年9月にボーヴォワールと共に来日し、さびのある声、ゆっくりしたテンポで、時折ゼスチュアを交ぜながら、独創的な知識人論を展開し、その思想は日... ...続きを見る

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2010/02/21 06:49
実存哲学する…(第一部 キェルケゴールとニーチェ) 
実存哲学する…(第一部 キェルケゴールとニーチェ)  「♪〜ソ、ソ、ソクラテスかプラトンか…、ニ、ニ、ニーチェかサルトルか…、みーんな、悩んで大きくなったぁー!」って歌があった。1970年代にお酒のテレビ・コマーシャルで、作家の野坂昭如がおどけて唄っていた。そして平成の現在、インターネットをあちこちサーフィンしていると、「リアル」とか「リア充」なんて言葉によく出合わす。そこで実存主義哲学について、一丁書いてみる。 ...続きを見る

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2009/12/25 22:32
キジも鳴かずばと、人の春
キジも鳴かずばと、人の春    日本の寒村に伝わるお話。貧しい村では村人は食事にヒエやアワを食べている。ある家に女の子がいて、最近元気がない。その父は、女の子のために庄屋の家に年貢のために村人が蓄えている白米や小豆のあるのを知り、それを少しずつ、かすめ盗み取り、女の子に赤飯にして与えていた。春の近い頃、元気になった女の子は手毬をつきながら、白いまんまを食べた、赤いまんまを食べたと歌に唄って遊んでいた。それを聞いた村人は、その子の父が庄屋の家から盗みをしていた真相に気づく。村では雨の季節になると川が氾濫をする。その治水の... ...続きを見る

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2009/11/22 08:33
さんま苦いか塩(しよ)つぱいか
さんま苦いか塩(しよ)つぱいか 秋刀魚(さんま)の歌 ...続きを見る

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2009/11/06 09:43
男の純潔、牧文四郎
男の純潔、牧文四郎 「蝉しぐれ」作:藤沢周平  人の世の忍従。方やに喜びに湧く笑顔あれば、こちらには苦境に泣く人あり。地上に勝者と敗者があるのは道理。人様のお蔭さまでこの世は回る。日のあたる場所にいて輝く人あれば、草葉の陰に身を隠し耐える人がいる。いつの時代にもあることだろう。 人として生きる矜持。それは自分が陽だまりの樹となって、周りの人々に安らかな木陰を提供できる人となる生き方。たとえて言えば牧文四郎とはそういう人だ。  物語の始まりに、青年が大人へと成長をとげる季節に、本書の「朝の蛇」と父親の遺骸を乗せ... ...続きを見る

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2009/08/27 09:22
「青春の河を越え、いい男は大人になる。」
「青春の河を越え、いい男は大人になる。」 ☆文春文庫いい男感想文「青年は荒野をめざす」 ...続きを見る

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2009/08/26 09:14
仕事と自己愛について
仕事と自己愛について    二十歳の成人式を済ませてまもなく、じぶんは病気になって学校を中退した。だから新卒社会人というものには、なれなかった。そして若い頃に10種類以上の職場を経験した。就職、仕事、働く、役(やく)を貰う、お勤め…。高校生から大学入試の頃、自分の「天命」ってなんだろうとか漠然と考えていた。好きな事でメシを食べるのだとか、中学生の頃からよく口にしていて、物書きのような仕事をしたいと思っていた。    49歳の今になって思うことは、仕事とは「お勤め(おつとめ)」の事だと気づいたことだ。仕事という文... ...続きを見る

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2009/08/20 09:49
「アメリカひじき/火垂るの墓」(新潮文庫)
「アメリカひじき/火垂るの墓」(新潮文庫)  省線三宮駅構内浜側の、化粧タイル剥げ落ちコンクリートむき出しの柱に、背中まるめてもたれかかり、床に尻をつき、両脚まっすぐ投げ出して、さんざ陽に灼かれ、一月近く体を洗わぬのに、清太の痩せこけた頬の色は、ただ青白く沈んでいて、夜になれば昂ぶる心のおごりか、山賊の如くかがり火焚き声高にののしる男のシルエットをながめ、朝には何事もなかったように学校へ向かうカーキ色に白い風呂敷包みは神戸一中ランドセル背負ったは市立中学、県一親和松蔭山手ともんぺ姿ながら上はセーラー服のその襟の形を見分け、そしてひっき... ...続きを見る

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2009/08/18 12:58
昔の文学少女が薦める、青春もの古典・スタンダード(ドイツ文学編)
昔の文学少女が薦める、青春もの古典・スタンダード(ドイツ文学編) 車輪の下(ヘルマン・ヘッセ)車輪の下で (光文社古典新訳文庫)光文社 ヘッセ Amazonアソシエイト by ウェブリブログ ...続きを見る

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2009/08/16 12:05
赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)
赤ひげ診療譚(あかひげしんりょうたん)  文庫本の惹句より:   〜幕府の御番医という栄達の道を歩むべく長崎遊学から戻った保本登(やすもと のぼる)は、小石川養生所の“赤ひげ”とよばれる医長、新出去定(にいで きょじょう)に呼び出され、医員見習い勤務を命ぜられる。貧しく蒙昧(もうまい)な最下層の男女の中に埋もれる現実への幻滅から、登は尽く(ことごとく)赤ひげに反抗するが、その一見乱暴な言動の底に脈打つ強靭(きょうじん)な精神に次第に惹(ひ)かれてゆく。傷ついた若き医生と師の魂のふれあいを描く快作。〜 ...続きを見る

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2009/08/05 15:50
“うつな気分”がだんだん晴れる本
“うつな気分”がだんだん晴れる本 目次:はじめに 第一章 「こころ」の黄色信号  “うつ”のさまざまな顔  憂さはどうすれば晴れるのか  まず“うつ”を知れ  ストレスの感じ方には個人差がある  最大のストレスは「離別」と「孤独」  考えすぎは禁物  自分にやさしく、他人に厳しくなれ  ときには人に頼ってもいい  「タイプA」は人生をひたすら突っ走る  「タイプB」はリラックスが得意  波風の立たない人生がいいか  人間なら気分の波があってあたりまえ ...続きを見る

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2009/07/30 11:39
「潮騒」 作:三島由紀夫  新潮文庫
「潮騒」 作:三島由紀夫  新潮文庫 〜歌島は人口千四百、周囲一里に充たない小島である。〜    これは、この小説の冒頭の一節です。昭和五十年にこの「文芸物作品」とも呼ばれる「潮騒/しおさい」の映画が当時は、山口百恵の主演で制作され上映されました。彼女の初々しい海女さんのいでたちは、清純で鮮烈、衝撃的な映像であった記憶があります。新治は、それ程裕福とは言えない漁師の家の青年です。そして、彼の青春のある日、目の前に一人の女性が現れます。百恵ちゃんが演じるところのヒロイン初江です。小さな島の浜や、丘の畑で二人は通りすがるようになり、... ...続きを見る

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2009/07/16 11:03
「考えるヒント」小林秀雄 文春文庫
「考えるヒント」小林秀雄 文春文庫 <もくじ> 1.考えるヒント:  常識・プラトンの「国家」・井伏君の「貸間あり」・読者・漫画・良心・歴史・言葉・役者ヒットラーと悪魔・平家物語・ブルターク英雄伝・福沢諭吉 2.四季:  人形・樅の木・天の橋立・お月見・季・踊り・スランプ・さくら批評・見物人・青年と老年・花見 3.ネヴァ河 4.ソヴェットの旅 ...続きを見る

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2009/07/15 10:49
本の紹介/「ベッドタイムアイズ」 山田詠美 
本の紹介/「ベッドタイムアイズ」 山田詠美   スプーンと呼ばれる黒人兵と、日本人の少女キム。肉の歓びが魂の愛に変わるとき、突然訪れる永遠のわかれ、めくるめく、メイクラブとピュアな愛に色どられた彼らの出会いから別れ。かつてない、言語感覚で描き出した新しいソウル小説。 ...続きを見る

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2009/07/13 18:10
「笑うな」作:筒井康隆 新潮文庫
「笑うな」作:筒井康隆 新潮文庫  さて、皆様こんにちは!。本日ご紹介の書籍は、昭和50年9月に徳間書店から単行本として刊行されて、更に昭和55年9月に新潮文庫に入って発売になった筒井康隆さんの「笑うな」です。ちなみに私の持っている新潮文庫では平成9年の49刷となっております。「笑うな」は所謂ショート・ショートの作品集です。合計34編の掌篇の小説作品が集められています。著者にとっては「にぎやかな未来」に続く2冊目のショート・ショート集であるそうです。 ...続きを見る

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2009/07/11 13:34
小説「宮本武蔵」が生まれるまで
小説「宮本武蔵」が生まれるまで  吉川英治の書いた小説「宮本武蔵」は、昭和16年、日本の太平洋戦争突入の少し前、それでも軍靴の音高かった、昭和10年から14年にかけて朝日新聞に連載をされた作品であった。明治半ばに父が経済的に没落をした家に生まれた吉川英治は苦学して、物書きの道へ入った。大正14年頃のことである。そして「宮本武蔵」の執筆が彼の作家としての地位を決定づけるものとなった。  吉川英治が武蔵を書くことになった動機には、実は直木三十五(なおき さんじゅご)らとの作家仲間による武蔵論争があったことから始まると云われる。 ... ...続きを見る

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2009/06/25 15:37
父の日によせて
父の日によせて  生きていれば、来年八十歳を迎える私の父は、いわゆる昭和ヒトケタと呼ばれる時代の人だ。終戦の昭和二十年には十五歳の中学生であった。長兄は南方へ戦争に行った。次兄は招集を免れるために他家に養子に出された。三男の父は、その父から戦争へ行く志願書を書くようにと十五の誕生日に言われたそうだ。これは父の葬儀の時にその姉から聞いた話である。それはまるでアニメ「火垂るの墓」の絵の様だと言うもの。当時、中学生の父は学徒動員で川崎の軍需工場へ行っていた。作業中その工場が空襲に遭い焼け出された。父は京浜工業地帯の川... ...続きを見る

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2009/06/21 14:33
ベター・ハーフの婚活術
ベター・ハーフの婚活術  「馬には乗ってみよ 人には添うてみよ」は昔からある言葉。better half とは例えば「うちのかみさん」「私の愛妻」なんて意味で使う言葉。better half (=より良き半分)とは、神様が人間を生み出す時、本来二つで一つだったものを半分に分けて、この世に送り出した。人が生れ落ちた時は、まだ片方だけで、この世のどこかにその片割れがいるという考え方。コンカツ、コンカツって四角四面に身構えることはない。まずは身近にいる人に“添う”てみることから始めると良い。若いと自身が相手に認められたい... ...続きを見る

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2009/06/02 06:25
FHLMのローマ字恋占い
FHLMのローマ字恋占い    昔、高校の英単語参考書(ページ欄外)に付いていたおまけコーナーの遊びに、次のような恋占いがあった。 KANTOTARO(関東太郎)NANIWAHANAKO(浪速花子) F…(Friend)フレンド・ただのお友だち H…(Hate)ヘイト・嫌い L…(Love)ラブ・好き M…(Marry)マリィ・結婚してもいい ...続きを見る

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2009/05/27 12:42
「私家版、長編推理小説の創作法」
 以前に、原稿用紙360枚の推理小説を書いて投稿したことがあった。その時、参考にして試みた事柄があった。フランスの推理小説家で、「メグレ警視」シリーズで有名なジョルジュ・シムノンが、何かの本に書いていた方法をヒントにしたもの。何しろこの作家はかつて多作、多売で知られ、四百冊以上の著作があり、世界で聖書の次に本をたくさん売ったとか云われた人だ。シムノンは、およそ十二章からなる、日本の脚本のハコ書きみたいなものを始めに作って、短期間のうちに作品を完成させるのだという。そこで自分は、次の様な章立て... ...続きを見る

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2009/05/17 10:57
あとみよそわか…、幸田露伴のしつけ
 明治の文豪である幸田露伴(こうだ ろはん)とその娘である文(あや)のお話。文は幼い頃に生母を亡くし、父露伴は後添えをむかえたが、継母は学はあるが、家事・躾けには無放任な人であった。そのため父露伴が娘文に家事一般の躾けを教え込んだ。「あとみよそわか」とは、父娘が掃除の仕方の稽古をしていた時に露伴の口から出た言葉である。掃除の勉強第一日目は、掃除道具を整える事から始まった。曲がった箒の穂先を水につけて真っ直ぐにし、掃き目のいろはを習う。はたきに到っては、一から道具を作ることから習う。いわく、はたき... ...続きを見る

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2009/05/14 10:37
古き良きアメリカン・カルチャー、ノーマン・ロックウェルの絵
 二十年程前に、自分はとあるステーキ屋さんで、ウェイトレスの仕事をしていた。その店にはなんとも微笑ましい、イラストの様な絵画の複製が何枚も飾られていた。人に聞くと、それは銀座にも店があるというそのステーキ屋さんの社長の趣味なのだと教えられた。私とノーマン・ロックウェルの絵の出会いだった。無邪気な子供のあどけないしぐさや、お年寄りや日常の何気ない状況などをユーモラスに描いたそれらの絵を毎日見ていると、仕事で疲れた自分の心も和んだものだった。見るたびに絵の中の状況やエピソードの意味を想像して楽しかっ... ...続きを見る

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2009/05/11 09:30
松本清張生誕100年
 今年は、太宰治と松本清張の生誕100年にあたる年だという。太宰治が青春文学なら、松本清張は社会派推理ということで大人のエンターテイメントと云えるだろう。太宰治は戦後の昭和23年に39歳という若さでこの世を去ったのに対して、松本清張は、42歳で小説家デビューし、1992年82歳まで生きた。松本清張の小説で私のお勧めは、『或る「小倉日記」伝』。松本清張はこの短篇で芥川賞を受賞している。松本清張の作風(社会派推理/エンターテイメント系)で云えば、この人は直木賞の範疇の作家であろうに、純文学系の芥川賞... ...続きを見る

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2009/05/06 12:19
戦後のベスト・セラー“学園小説”「青い山脈」
 昭和22年、新聞紙面に発表になると、多くの一般市民に歓迎されベスト・セラーとなり、その後何度も映画化をされた小説、それが「青い山脈」だ。古くは伝説の映画女優である原節子が演じ、昭和の経済成長期には、今も一線で活躍をする吉永小百合さんなどが演じ、映画にテレビにと再三リメイクされた。  原作者の石坂洋次郎は青森県出身の元教員。他にも「陽のあたる坂道」「あいつと私」「光る海」など所謂「青春もの」と称される作品を多く手がけた。  戦後の混乱期にあっても、明るく人間的に民主的に生きようとする市井の人... ...続きを見る

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2009/03/28 15:04
オーディオ・ブック
 約束 (新潮CD 山田洋次が選ぶ藤沢周平傑作選)というオーディオ・ブックを持っている。 ステレオ・ヘッドフォンの携帯装置に入れて寝床で聴く。何度も聴く。何度聴いても泣ける。時代小説家、藤沢周平の傑作短編集「橋ものがたり」の本の冒頭に掲載されている「約束」という作品を、倍賞千恵子さんが一人で朗読している。松竹の看板女優であり、男はつらいよの寅さんシリーズで妹の「さくら」役を演じる映画監督山田組の重鎮。「ハウルの動く城」の声優などでも有名だ。その倍賞さんの七色の声とでもいうのか、老若男女の登... ...続きを見る

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2009/03/10 07:28
言葉を磨きたい…。
漢字百話 (中公新書 (500))中央公論新社 白川 静 Amazonアソシエイト by ウェブリブログ ...続きを見る

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2009/02/28 15:15
曽我梅林
 小田原の梅の名所、下曽我の梅林では今お祭りをやっている。写真は主に別所梅林の会場で撮影したもの。  近くにある城前寺は、歴史・文学にゆかりのある場所だ。歌舞伎でも演じられる曽我の十郎・五郎兄弟の仇討ち話は、鎌倉の昔にさかのぼる。境内で五月に行われる傘焼き祭りはその曽我兄弟の仇討ちにちなんだものだ。  城前寺からすこし行ったところにかつて、太宰治の小説「斜陽」の舞台になった雄山荘がある。女主人公とその母親(戦後に残った最後の貴婦人のような人)が暮らしていたその家には、中国式の応接間、美しく咲... ...続きを見る

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2009/02/12 07:50
学生時代に読んだ本、「エミール」ルソー
「ミミレドド、レレミレド、ソソファミミ、レドレミド」 ♪〜(むすんで、ひらいて、てをうって、むすんで)〜 ...続きを見る

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2009/01/28 15:23
「不思議な事があるものだ」宇野千代 中公文庫
 自分の思ふことがそのまま信じられる、と思ふと、日にまし、仕事が面白くなり、仕事が日ましに上手になり、何と言ふ私は仕合せなもの…十六歳の少女の幸運な成り行きを描く表題作。最晩年の短編六篇、単行本未収録の随筆五篇と旧作四篇を収録。九十八歳で天寿を全うした宇野千代の文学の極点を示す。 (裏表紙の紹介文より) ...続きを見る

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2009/01/01 10:51
「絵のない絵本」のこと
 デンマークの童話作家アンデルセンのこと。今、わたしの手元にあるのは、串田孫一氏のカバーが印象的な、新潮文庫の「絵のない絵本」。矢崎源九郎訳、140円。昭和27年発行で、自分が購入したのは昭和54年48刷となっている。十九歳の頃に読んだ事になる。文庫本でありさらに超薄い、小さな本だ。これを心が弱っている時に読んだら、泣けた記憶がある。  内容は貧しく若い絵描きが、ある街の屋根うら部屋のように狭い家に住んでいて、或る夜寂しくて窓際に立つと、そこに月が昇ってくる。月は絵描きに話しかける。私がこ... ...続きを見る

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2008/12/25 12:41
神田古本屋さんが作ったウェッブ・サイト
 本との出会いは、人との出会いに似ていると昔から思っていた。自分に合った良い本を手にした時、読了した時の満足感や感慨などがそうだ。その時手にする本とは、一期一会の様だといつも思う。自分が貧乏性なこともあるかな…。少なくとも若い頃はずっとそう思っていた。  ところで、大学の先生などが著す学問的な本は値段が高い。中身もそれなりに難しい。でも自分でどうしても調べてみたい事柄があって、以前から手元に欲しいと思っている学術系の本が自分にはあった。それがこの度手に入る事になった。刊行されたのが今から十年以... ...続きを見る

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2008/09/06 04:01
歴史をつくったペンの話
 以前、古書店で貰ったパンフレットに丸谷才一さんの一文が載っていて、その中に「ストウ夫人」に触れた一節があった。  アメリカ合衆国の黒人奴隷の自由解放を訴えて起こった南北戦争。その戦争が起きる9年程前に書かれて世に出た小説「アンクル・トムの小屋」の著者が、ストウ夫人だ。戦時中に夫人は、リンカーン大統領に会う機会を得た。そこで貰った大統領の言葉が、「あなたが、この大戦争を引き起こした小さな御婦人ですね」というもの。ペンが世の中を変えた例の一つだとじぶんは思う。 ...続きを見る

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2008/07/17 13:48
大人の見識
 2008年2月号の「文学界」、新春特集「文学の鬼」で「文士の魂とは」という題で対談をされている阿川弘之さんは、“小説の神様”と呼ばれる文豪志賀直哉の最後の弟子といわれる。戦争中は海軍に入り、その関連の著書も多い。テレビ朝日のたけしの番組でお馴染みの阿川佐和子さんはそのお嬢さんだ。伝え聞いたところによると阿川弘之さんのライバルは大江健三郎さんなのだとか…。日本の古くからある良き伝統のようなもの、気骨の精神みたいなものを今の時代に伝えてくれる、エルダーな大人だ。  「大人の見識」というタイトルが... ...続きを見る

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2008/07/01 11:43
聖橋にて…(檸檬)
 聖橋(ひじりばし)の上から見た、神田川とJR御茶ノ水駅の構図。オレンジ色のたすきの電車が快速電車、奥の黄色い線のが各駅停車。さだまさしの作った歌「檸檬(レモン)」の舞台の今の様子だ。歌詞で描写されるのはこんな風景だ。「あの日、湯島聖堂の石段に腰掛けて、盗んだ檸檬をかじってみせる君。小さなため息をついて聖橋の上から、それを川に投げ捨てる。波紋は広がり電車は無機質に走る。青春の姥捨山みたいな街で…。消え去るときには静かに堕ちてゆくものだと語る君…。」  二十代の始めの頃の自分は、病気の親のめ... ...続きを見る

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2008/06/11 11:05
やがて哀しき外国語
 2008年2月新潮社から、あのトルーマン・カポーティ著「ティファニーで朝食を」の新日本語訳が出た。翻訳者は作家の村上春樹さん。この小説はオードリー・ヘップバーン主演で映画になって有名だ。じぶんもレンタルビデオで観た。窓辺でオードリーが口ずさむ「ムーン・リバー」の曲もCDに持っている。これも名曲(自分のはインストルメンタルだけど…)  「やがて哀しき外国語」は村上さんの著書の題名。米国で学生相手に講義をした時、こんな想いになったとか…。    IBMが出しているソフトで「インターネット翻訳... ...続きを見る

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2008/06/04 15:08
作家の言葉/筒井康隆さんの“享楽乞食”
 本を読むとじぶんが知らない色々な世界を目にすることが出来る。筒井康隆さんの「原始人」と云う本の中に「読者罵倒」と云う一文があって、その中の言葉にじぶんは昔、感心した。  「読者罵倒」は、筒井さんの小説があまりにも面白いので、その読者達がもっと、もっと面白い作品を読みたいと求めるのに対して、作家が発した言葉である。“享楽乞食”はその中にあった。  今の世の中、道端に座る“おもらいさん”を目にすることはないけれど、筒井さんは、“享楽乞食”だと読者の事を云うのだ。実はこんな言葉があるのかとじぶん... ...続きを見る

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2008/06/03 15:01
逃亡くそたわけ(本の紹介)
 新進気鋭の絲山秋子、初の長編書き下ろし作品。心にハンデを負っている若い男女のみちゆき物語。或る夏の日、病院から逃避行をすることを決めた、花ちゃんとなごやんが、たどり着く先に待つものは…。例え障害を抱えていても、自立した精神を持つ人は美しい。自分の生活を肯定できれば、帰る場所はある。ウェルメイドな文章とストーリーの展開。著者の繊細なぬくもりが感じられる作品。ロード・ムービーを見るような場所(九州など)の移動が面白い小説。 ...続きを見る

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2008/06/02 14:59
「くっすん大黒」作:町田 康  文春文庫
 【一生遊んで暮らしたい!】すべては大黒を捨てようとしたことから始まった。爆裂の文体、堕落の美学に酔い、踊れ。空前絶後のデビュー作、遂に文庫化!!!。  これは、2002年5月の文春文庫の新刊として発売された時の腰巻きの惹句です。作者の町田 康(まちだ こう)は1962年の大阪生まれ。高校時代に音楽活動を始め、81年にはパンクロックバンドの「INU」の「メシ喰うな」でレコードデビューをしている。その後俳優としても活動。1996年に文芸雑誌「文學界」に発表をした処女小説の本作品「くっすん大黒」が... ...続きを見る

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2008/06/01 14:55
樋口一葉の閲歴
 エンターテイメント系の小説を読むのが好きなじぶんは、他にも少々訳ありで「純文学系」というと引いてしまうのだが、先月、今月と雑誌「文学界」を購入してきた。それに世の中には中間小説という言葉もあって、「純」の意味に明確な線引きはない事も少しは知っている。じぶんの事を一言でいえば、「文芸系の三十年前の腐女子(=アキバ用語で女子のオタクの意味)のなれの果て」だ…。  それで、本日雑誌を読んでいて気づいた事。「文学界」2008年5月号の特集記事で「対談:松浦理英子vs川上未映子、性の呪縛を越えて」の中... ...続きを見る

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2008/04/08 06:49
「人間合格」こまつ座公演を観てくる
 井上ひさしさん作のお芝居「人間合格」を観劇してきた。作家太宰治(本名:津島修治)の自伝をベースにしたお話。青森の大地主の六男坊に生まれ、帝大生となって上京した、主人公・津島修治は、下宿先で新劇研究生の早大生、山田定一と非合法運動の活動家で帝大生の佐藤浩蔵という友を得るという設定。戦争の足音が近い昭和五年から戦中、戦後を通して語られる太宰の人生の苦悩と格闘、三人の友情をペーソスある豊かな笑いの内に描く。  このお芝居では様々な太宰の青春時代のエピソードや作品の中の一節が織り込まれる。高校生... ...続きを見る

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2008/03/12 14:20
「文学界」2008年4月号
 2008年3月7日発売の「文学界」を買ってくる。午後、特集記事の「大座談会」を読む。五十年前の座談会の資料が興味深かった。昭和32年夏では、じぶんが生まれる3年前の事柄だ。写真の中に石川達三さんを発見!。この人は昭和10年第一回芥川賞を「蒼氓」という作品で獲った。読んだことはないけど…。「青春の蹉跌」「四十八歳の抵抗」なんて作品をその題名だけじぶんは何故か知っている。この人が受賞した記念すべき第一回に太宰治は落選した。選考委員の川端康成に受賞したら故郷の親兄弟が喜ぶので、どうか私に下さいと... ...続きを見る

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2008/03/07 14:11
十五歳のポエム(4)
<おはしの枕> ...続きを見る

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2008/01/04 13:40
十五歳のポエム(3)
≪往来≫ 私は ふぬけの おおまぬけ なんの 勇気も ありゃしない なんの 望みも ありゃしない ...続きを見る

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2008/01/03 13:31
十五歳のポエム(2)
***「無言のままで」***  心にわいてくるありったけの感情は、すべておさえられて  無言のままで静かに笑ってみたい  頭の中は空っぽで、目から入る光がその中を透明色にする  すべての苦悩が拭いとられて、自分はただそこに存在する  まわりの人たちは、何かを言っているのだけれど  感覚を失った私には、ただ意味もなく  口を開けているようにしか見えない  それは無意識のうちに自分がそうさせたのであろうか  いや、自分を守ろうとしているのさ  ウソをつけ、逃げようとしているくせに... ...続きを見る

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2008/01/02 13:22
十五歳のポエム(1)
***「涙」***   あなたの瞳に雨粒がひとつ降りた  それはハートの化学反応が起こした、涙  あの人の目に熱いものが込み上げた  それは、せつない想いの結晶作用、涙  あの子の瞳がキラキラ潤んだ  それは喜び、悲しみ、胸のたかまり、涙  感情が飽和状態になる時、人は涙が出る ...続きを見る

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2008/01/01 10:24

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