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zoom RSS 宮本武蔵をくどく法…、又八は脳足リン、武蔵は才足リン。

<<   作成日時 : 2010/12/23 14:53   >>

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 女流作家の大御所、田辺聖子さんの著書に「宮本武蔵をくどく法」というのがあって、それによると又八、武蔵の二人の青年のお悩みの根源は、又八には脳が足りない、武蔵には才が足りない事なのだという。
 
 脳の足りない又八は、日々の生活の糧を求めて、人並みの苦労を強いられるが、それをクリアするために一生懸命生きるから、結果はそれなりに人生を謳歌して、着実な日常を実は営めるとある。しかし、才の足りない武蔵のお悩みは、又八よりは能力はあるとして、それ以上の才に生きるから実は、返って凄く心もとない青年になるというのだ。

 人の能力と才覚のお話である。産業能率大学なんて名称の学校もあるが、能う(=あたう)力、自ら発するところの本能の力とは、自然に身に着いた生まれ持った、その人の生きるすべみたいなものだろう。一方、才覚は武蔵の剣術修行の様に、後天的に、あとから己を磨いて身につける事もできる。

 年を取って自分が思うに、確かに人と言うものは、若い頃には自分の才にこだわるところがある。他人と比べて何か光る才が自分に有りはしないかと、追いかけるのだ。しかし、「敵は本能寺にあり」なのである。年を取ると若い頃には出来ていたことが、出来なくなったり、身体の一部が故障しがちになったりする。ここで初めて、人の「能う(あたう)力」に気付く

 才覚よりも以前に能力の有るや否やなのである。みずから能う力を発揮出来れば、人生なんてそれでOKだ。又八の日々の暮らしを生きる能力に苦労するお悩みの方が実は、己の誇り高き才を追う武蔵の生き方よりも、人生つつがない。

 自分の中の能う力に、感謝なのである。

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